ちょっと怒り気味に「全額この通り出るとは限りませんから」と人事の人は言った

社内某所でたった一人の退職者説明会。

社内規則的に退職者には必ず説明会を開かねばならないというのだが、通常なら定年退職者を一堂に会して開くところを、2月いっぱい退職という変則のせいなのか、自分一人のために開かれてしまった。時間は希望通り夕方。

分野別に4組6人が入れ替わり立ち代わり書類を持って説明してくれる。こちらはソファにのんびり座って基本的に話を聞くだけ。楽ちん。

第一陣。離職票とかの話。いつごろ届くか確認。届いたらすぐにハロワに行ってください、とのこと。はい。

第二陣。確定拠出年金の移行について。事前に自分で調べている旨は伝えてあるのであっさり終了。

第三陣。退職金とか。ここで支払い額が分かる。というか、税引き後の支払額について一円単位の細かい試算が示されるとは思わなかった。ここで初めて知ったがボーナスの月割り分(の半分)も出るのか。
人事の人は「これ、この通り正確に支払われるとは限りませんからね」と なぜか怒ったように 念を押す。いや、それはまだ1か月以上籍はあるし、いろいろ残業とか天引きとかあるのは理解してるので、もう少し穏やかに言って貰えませんか、と思わないでもないが黙っておく。
退職金の振込先指定用紙を渡されたので「今ここで書いてもいいすか?」と尋ねたら一瞬「え?」という顔をされたが、今後もやるべき作業は多いのでどんどん済ませていきたい。さっさと書く。持参した複数の通帳のコピーも渡して終了。

第四陣。健康保険の話。国民健保の試算はこんなに高かったんでって話をすると「やっぱりねえ」て。だから知ってるんだから事前に教えてくれればいいのに。まあ「任意継続がお得です」と言われてても自分で役所に確認には行ってただろうけど。
ともかく、速攻で「任意継続で」と伝えて終了。の、予定だったが、任意2年の間は、保険料据え置きと初めて知る。とりあえず初年度は任意継続で、あとは来年、確定申告後にもういちど役所で試算を出してもらって考えることにする。
これまでの早期退職者の中には、退職後に速攻で起業して敢えて赤字を出して税金含めた支出を抑えた人がいるんですよ、てな裏話を聞く。やる人はとことんやるんだなあ。

やたら「あははは」と信託銀行の窓口の人が笑った

午後から街中へ車で。
退職金優遇定期で投資信託セットなしで最も利率のいい信託銀行へ。

退職金は複数の金融機関に振り込み可能なので、先に口座だけ作っておこう、と。

やけに混んでる。口座作るためだけに30分は待たされて、ようやく窓口へ。
事前に調べてはいるが一応、優遇定期の説明を受けて書類書く。窓口の二十代と思われる女性職員は「なるほど、あはははは」「あははは、そうなんですね」とやけに笑いながらお話をする人だ。ひょっとしてストレスたまりすぎてませんかと無用な心配をしそうになる。

デパートでお高めの昼食で駐車場2時間無料券をゲットしていたのに1時間オーバー。というか1時間と1分オーバーして100円以上さらに損するする痛恨のミス(おおげさ)。

食い気味に「高いです!」と役所の人は言った

退職まであと40日余。

ずいぶん前に同期が退職したときに聞いてはいたが、会社の健保の人は、任意継続か国民健保のどっちがお得かをやはり教えてくれなかった。
任意継続時の支払い額は教えてくれたけれど。
 
というわけで土曜出勤の代休の平日に自転車で役所へ。健康保険課(たぶん)。平日だが3人待ち。

必要書類を書いて数分で職員が出してくれた試算表…えーとどこを見れば、と思う間もなく指をさして「高いです!任意継続をお勧めします」。確かに高い。任意継続の倍、とまではいかないが年間で軽く30万円以上よぶんに支払うハメになる。

なるほど私の住む自治体は国民年金が高いんだなあ、職員さんも何度も「えぇ、高い」とか言われてきっとうんざりしてるんだろうなあ。なのでこっちの反応を見る前に機先を制するように「高いです」というのだなあ、と勝手に納得。

とりあえず健康保険は任意継続で決定。課題はひとつクリアした。

しかし勤務先の健保の人も、任意継続のほうが安いのは知ってるだろうになんで教えてくれないのかな。余計なことを言ってトラブルになるのを避けたいのだろうか。