無職(仮)初めての休日。無職に休日も何もあるまいといえばそうだが、要は遊びに出かけたりのんびりする日。毎週火曜を休日と一応決めたのは、単に近所のシネコンの会員割引デーだから。
まずは近くのちょっとお高い料理店で昼食。車で5分。
隠しメニュー的な扱いだった1000円未満の日替わり定食が、店名で大きなポスターで喧伝されてる。やはり客が徐々に減っているのだろうか。
一帯は昭和末期のころなら、次々と団地やマンションが立ち並ぶ憧れの新興住宅街。全国どこにでもあるように、静かに死んでいくのかもしれない。
「日替わり定食ください」
「すいません休日は日替わりやってないんです」
「あ、きょう休日でしたっけ」
「はい、きょうは休日です」
店員との間抜けなやり取りで、初めて本日は国民の休日であると気づく。会社員時代なら、たまの平日休みはうれしいものだったが、まったく気づいてなかった。無職あるあるなのかもしれない。
理髪店は駐車場がいっぱい。
映画館も人が多いはずだ。混んでる映画館は嫌い。
ちょっびり豪華な昼食→散髪でさっぱり→映画鑑賞という流れるような完ぺきな休日計画があっさり破綻した。
世間が会社や学校に行ってる平日にのんびり過ごせるのが無職の特権であるのに、みんなの休日に休日取ってどうする。
普段なら自転車で来る範囲なのにわざわざ車を出したのは映画が夜半にかかる上映時間だったから。ガソリン代損した。
予定を変更してさらに郊外の大型ホームセンターへ。
防寒用靴下的なものが二足600円、さらにレジで半額。お得なように思うが、性能も相場も知らないので安いのかどうかホントのところはわからない。
帰宅途中に猛烈な眠気。部屋で夕寝。